2021年5月27日 エゴノネコアシアブラムシ

 エゴノキに花あとが?これはエゴノキじゃなかったのか?と思って、木をくれた母に連絡したら、エゴノネコアシアブラムシというアブラムシによる虫こぶだと教えてくれた。

 ネコアシ型の虫こぶの中でアブラムシが単為生殖して、栄養を吸い尽くしたあとイネ科のアシボソへ移動、また秋にエゴノキに戻る、という不思議な生活サイクルのアブラムシだった。

 母は昔エゴの実をつぶしたものを川にまいて浮いてくる魚を獲ったといっていた。エゴの実はエゴサポニンという有毒成分が含まれていて、やっぱり水にとける毒の類だった。エグイの語源とかいう説もあった。早く本当の花が咲かないかなぁー。

 

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エゴノキ

歌舞伎の演目にも「チシャノキ」「チサノキ」の名称で登場。また、将棋の駒を作る木材としても利用されてきた。

【アシボソ】

田んぼの畔など、湿ったところに生える。「弱々しく下部は横にはい、節々から枝分かれして四方に広がる」からアシボソ。