2021年11月30日 晩秋の赤(ガマズミ・カラスウリ)

 数年前、春に緑と白い花のコントラストで存在に気がついたガマズミ。今年も赤い実をつけた。実は食べられるときいたのでつまんでみたが酸っぱくて驚いた。昔から生食や染料に使われていて、今では健康食素材として注目されている、らしい。鳥が食べている様子も目撃していないけど。。。

 もう一つの赤は、見つけたら持ち帰っては、庭に種をばらまいていたカラスウリ。草刈りの手から逃れたものが今年初めて実をつけた!目をひく朱色。写真に撮ると、すべていま一つの色合いになってしまって残念。外で見るととってもキレイ。これも誰も食べない赤い実。

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【ガマズミ】レンプクソウ科ガマズミ属

日本の雑木林を代表する落葉低木。実は生食、果実酒、大根の赤漬けなどに、材は柔軟性あり、強靭で折れにくいため薪を縛ったり道具の柄や輪かんじき等に利用されてきた。 (これ最初はミズキだと思っていた。ミズキの花弁は4枚、実は黒)

 

カラスウリ】ウリ科カラスウリ

ツル性の多年草。白いレース状の花は一晩のみ咲く。秋に色づく実をツルごと取ってそのままドライフラワーにすればリースにもなる。来年はカラスウリリースを作ろう!

……生薬として肥大した根を乾燥させたものを「王瓜根(おうがこん)」という。発熱や熱性便秘、黄疸、利尿、閉経、母乳の出の悪い時に使う。果実は直接肌にすり込み、ひび、しもやけなどの肌荒れ防止に使う。