2021年7月21日 タケトラカミキリ&ナガコガネグモ幼体

 今年庭でよく見かけた気がするカミキリ。調べたら、タケトラカミキリ。その名のとおり、竹を食べるみたい。枯れた竹。うちには建材としてあちこちに伐採竹が使用されているから、見かけるはずだ。

 乾燥した竹はとてもよく燃える。繊維質で、燃料となるエタノールを含んでいるから。でも一気に火力が強くなってすぐ燃え尽きるから、ストーブを痛め(るそうで)火持ちしない。着火剤の役割。かなり抗菌作用があると感じるし、タケノコでさえあんなにエグミがあるし。枯竹といえども、竹を食用とするこのカミキリムシはけっこうすごい。

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 そして目立って蜘蛛の巣の役割を果たさないのでは?と心配になる巣のクモ。調べると、この白っぽいクモはナガコガネグモの幼体。6~7月梅雨の時期に見られる。成長すると黄色と黒の模様がはっきりしてくる。

 

 ジグザグの模様は白帯(はくたい)と呼ばれ、他にも、X字、直線、渦巻き状などさまざまな形状があるらしい。同じ個体が日によって違うものを作ったり、環境や成長によって柄を変えたりする。コガネグモの仲間の特徴。

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【白帯を作る理由】

①白帯部分の糸だけは紫外線を反射するため、X状の白帯は、紫外線が見える虫にとって4枚の花びらに見えている可能性がある。

②鳥やハチなどの天敵から自分の姿を隠す役割をしている。

③巣の強度を高める役割を果たしている。